工房はフィリップバーゼァ工房フランスアンティーク 純銀950 1850年代 刻印あり キャンディースコップ
1850年代フランスアンティークの、純銀950のキャンディースコップです。
東京のアンティークショップさんで以前入手しました。
スプーンのボウル面と柄の部分ともに、ファーストミネルヴァと工房マークの刻印があります。
画像では見づらく申し訳ありません。
実物はルーペできちんとご確認頂けるものとなっております。
ファーストミネルヴァとは、六角形の中の女神ミネルヴァの額に数字の1を冠した、銀含有量950/1000(=95%銀)を示す刻印で、これが当時のフランスにおける純銀の証明となります。
工房はフィリップ・バーゼァ工房。
この工房は、1841年に初期工房マークを登録しフランスに誕生しました。
登録マークは数回更新され、この工房の最終マーク登録年は1851年となっています。
工房マークは、菱形の中にフィリップのPとバーゼァのB、その真ん中に横向きの鳥が描かれているものになります。
この工房には当時、のちの1867年に開催されたパリ万博で金賞を受賞し、翌年には審査員となった巨匠アルフォンソ・デュヴァンがその若き頃の身を置いており、後年彼がこの工房を継承しています。
キャンディースコップとは、ガラス瓶に詰められたキャンディーなどの小さな砂糖菓子をすくい取る、大きめのスプーンのことです。
こちらのお品も、実際に当時のお屋敷などで使われていたもののようです。
現代ではサービング用スプーンとしてお使い頂けるかと思います。
ボウル面の使用傷は古いアンティークのお品としての味となっております。美観を損なうようなものではございません。
イギリスの純銀は925/1000ですが、こちらは銀の含有量が少し多いですので、色味も英国のものより若干白っぽい輝きとなり、上質感があります。
柄とその付根の部分やボウル面に、当時の職人の手作業によって、植物模様が浮き彫りや彫刻で見事に表現されています。
なだらかな湾曲のボウル面、スコップラインはしなやかに流線を描き、大きさも申し分ないサイズ感で、柄にリボンなどを結ばれて食卓に置けば、あっという間にラグジュアリーなテーブルコーディネートの出来上がりです(*^^)
サイズ約寸
全長30㌢(柄の長さ15.5㌢)、ボウル面最大幅5.7㌢
重量
約117㌘
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工房はフィリップバーゼァ工房フランスアンティーク 純銀950 1850年代 刻印あり キャンディースコップ