素材淡竹2 雅楽 大和笛 神楽笛 麻巻き仕上げ 江戸後期 根岸篠笛工房
こちらは江戸時代後期に京都の笛師が製作した雅楽の神楽笛を資料をもとに製作した笛です。(文献、型、穴は当時の配置、詰め物、物理的な淡竹の選別などから)
本来は桜や胡桃の木の皮や籐、麻(黒、茶、赤、青、緑色など)など節以外の所すべてに巻いています。
鎌倉時代以前は麻巻きのようで、色は黒のようです。籐巻きは江戸時代のようです。
京都の笛師が代々受け継がれてきた笛のようです。
神楽笛(大和笛)とは
日本古来の横笛で竹笛(真竹、淡竹)の太笛(龍笛より太く長い)で六穴で長さが一尺五寸とあるようです。また、黄鐘(A)が頭(最初)にあるようですので黄鐘(A)を基準として最初のようです。
古い笛に七穴で太さが25ミリを超え、長さが一尺六寸くらいの笛もあるようですので詳しいことは不明です。(七穴で製作するとより太い笛ができる)
こちらの笛の運指は現在の神楽笛と同じです。
吹きやすく良く響くように製作しています。
430Hzを基準に正確に調律しております。
黄鐘(A) 六
盤渉(B) テ
上無(C#) 五
壱越(D) ⊥
平調(E) タ
下無(F#) 中
鳧鐘(G#) T
すべて閉じた音 和、責とも鳧鐘(G#)
大和神楽について
大和神楽とは日本古来の神楽で古くから貴族たちが歌として受け継がれた曲があり、それに伴う舞があるとされています。また、横笛があったとされ、音階は5つで(筒音が黄鐘で盤渉、上無、平調、下無)暗い感じのゆっくりとした曲で短く単純とされます。
平安時代になると大陸から伝わった音楽が日本独自の雅楽として完成した。また、それに伴い大和笛も雅楽調に改良されたようです。
素材 淡竹
仕様 合成漆 麻巻き仕上げ
太さ 吹き口のあたりで約23ミリで太め
長さ 約45センチちょっと
吹き口の大きさ約14ミリ
竹の硬さ 普通
自然の素材を使用して手作りのため、自然の形、模様、曲がり、キズなどあります。ご理解お願いいたします。また、値下げは不可でお願いいたします。
素材淡竹2 雅楽 大和笛 神楽笛 麻巻き仕上げ 江戸後期 根岸篠笛工房